かわのほとりのオープンカフェ りにゅーある | とってもきまぐれなオリジナル漫画。とっても素敵な不定期更新(^-^;

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Posted by OKさんたろう on  | 

初めて手を握った日 その2

検査結果がなんとなく気になっていた私は、再び彼女の家へ
出向いていた。

いつものようにいつものコーヒーカップにインスタントコーヒーが
なみなみ注がれて出てきた。

一言も話をしていないが、目的は悟られていた。

「結果出たんだけどね・・・」

「あ・・出たの?」

「やっぱり手術することになったの」

「えっ、手術?」

「ここのところに腫瘍ができててね」

と言って耳の後ろを指さした。

「それが神経を圧迫してるんだって、ここは神経が沢山通っていて
手術も難しいみたい」

「神経に傷がつくと顔が変形しちゃうんだって」

「でもそれは整形でなんとでもなるみたいよ」

と彼女の母親が言った。

「うん、大丈夫だよ、きっと成功するよ」

そんな会話の後、どれほど彼女の家に居たのか何を話したのかは
記憶にない。

臼曇りだった心に雨雲が遠方から流れ込んできた。

そんな気持ちを抱きつつ私は帰路に就いた。


雨雲


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初めて手を握った日 その一

なんの用事であったか忘れてしまった。

その日休日だった私は従姉の家にいた。

四人兄弟の下から二番目。

通称ミホちゃん。

彼女と私は一歳違い。

彼女の方が年上であった。

とにかく兄妹の中では一番仲が良かった。

イラスト1.

日常の雑談の後、おもむろに

「私最近ね、真っ直ぐ歩けないの」

彼女がぽつりとつぶやいた。

すかさず彼女の母親が

「今度病院に検査に行くんだけどね、大したことないと思うけど」

そうなんだ。

何だろうと思いつつも別段大したことはないのだろうと、何の確証
もなかったが、その時はそう思えたのである。

そして数週間後、とてつもない事実を告げられるのである。


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